このシリーズの家計簿を使いだして3年目になります。今まで他の家計簿が続かなかった私が、この家計簿では続けることができています。その理由は、毎日の記入欄が「消費」「浪費」「投資」だけなことです。大雑把な性格の私は、項目の細かい家計簿だと書くのがめんどくさくなってしまって続かなかったんです。その点、3つしか項目がないので結構自由に書くことができます。私はお店の名前と金額だけ書いて食費や日用品などの印を書いておき、週末に集計します。また、これは消費なのか浪費なのか考えて書くのも節約につながっていると思います。「久しぶりに会った友達とランチなら消費だな」「ご飯作るのめんどくさくて弁当買ったのは浪費かな」という感じで、同じ食費でも中身で消費か浪費か変わってくるのが面白いのです。この家計簿をつけ始めてから、物を買う時に「これは消費?浪費?」とちょっと立ち止まって考えるようになりました。おかげで無駄にコンビニに寄ることが減ったり、必要ないものを買ったりすることが少なくなりました。
この家計簿は、90日を1クールと考えて計画を立てるのが特徴です。まず90日後に達成したい目標や貯金額を考え、それを実現するためのひと月ごとの目標を立てていきます。「このぐらい貯めたい」「これが欲しい」と書くことで節約のモチベーションを保つことにつながり、ちゃんと貯金したり実際に欲しいものを買うことができたりしています。
それと毎日ひとことメモ欄がついていて、その日にあったことを自由に記入できるのも魅力です。私はその日の出来事を日記帳代わりに書いています。そうすることで自然と毎日書く習慣がつきました。子供の成長も書いているので「こんなことができるようになったな」と読み返すのも楽しいです。私にとっては家計簿以上の存在となっています。