一人暮らしをしていた4年前から愛用しているシリーズで、年末になると必ず購入します。家計簿を始めようと思った際にいろんな出版社のものを比較検討しましたが、毎日の出費を細かく記入するものは苦手、レシートを貼るだけの「簡単」に特化しすぎたものも苦手、A5サイズの小さめのものはちまちましていて苦手…と、あれこれ手に取った結果たどりついた一冊です。
元々リラックマが好きなのもありますが、本のサイズが大きく書きやすい点や、比較的ざっくりしていて細かく記入しなくていい点が気に入ってて手放せません。具体的には、食費以外の項目を自由に決められるスタイルが最も好きで、独身時代でも結婚後も変わらず使える汎用性の高さが魅力的です。病院に通院する機会が増えたら「医療費」を大きく取る、習い事を始めた時期は「レッスン費」を新たに追加するなど、その月ごとに自由な使い方ができます。また、中身がモノクロの家計簿が多いなか、こちらはとてもカラフルで、キャラクターの可愛さも合わさって楽しい気分にさせてくれます。
少し残念なのは、書ける項目の少なさでしょうか。生活用品や光熱費など基本的なものを書いていくとすぐに埋まる感じです。今はギリギリ間にあっていても、将来的に子どもができて細かい内訳が必要になった際に追加ができません。頭の中で家計の項目を考えたときに7~8個以上浮かんだ人には、明らかに足りないでしょう。また、その項目もいちばん面積の小さいものはわずか5行しかありません。私は月2回通院している医療費を当てていますが、その他に病院に行くことになったときは足りなくなってしまいます。良くも悪くも、大ざっぱにやっていくには適した家計簿です。